
7月15日から21日まで、大丸福岡天神店 本館B1のトピックステージで開かれた「HAKATA RE:CRAFT」が、無事に会期を終えました。
博多織を扱う三者「HAKATA JAPAN」「FUKAHOYUMI」そしてORIO。
同じ織を扱いながら、解釈のしかたはそれぞれに違います。手織を主素材に据える人、洋の感覚で仕立て直す人、産地を越えて重ねる私たち。
並んでみて初めて、博多織という素材の幅の広さが見えてきました。

福岡での催事は、他の街とは会話の始まり方が違います。
博多織が帯であることは、みなさんよくご存じです。山笠でも、成人式でも、箪笥のなかでも、どこかで目にしている。だから説明は要りません。
かわりに、こう言っていただくことが多くありました。
「帯が、こうなるんですね」
Tシャツの胸元に、巾着の口もとに。知っているはずの織が、知らないかたちで置かれている。その一段の飛びかたに、多くの方が足を止めてくださいました。
ORIOがつくっているのは博多織の説明ではなく、日々着るTシャツであり、鍵と財布を入れて出かける巾着です。その前提が、博多では最初から共有されている。ありがたいことだと思います。

そしてもうひとつ、この一週間でうれしかったことがあります。
一年前に手に取ってくださった方が、また来てくださいました。
「Tシャツ、よく着ています」と言って、次の一枚を選んでいかれる方。
「着心地もよくて今年も買いに来ました!」など嬉しいお言葉をいただきました。
ORIOは昨秋、同じ大丸福岡天神店ではじめて百貨店の場に立ちました。
あれから一年足らず。まだ小さなブランドですが、一度きりで終わらず、暮らしのなかで着続けていただけている。
その事実を、会場で直接確かめることができました。
織を継ぐというのは、たぶんこういうことの積み重ねなのだと思いました。

足を運んでくださったみなさま、改めてありがとうございました。
会場に並べていたお品は、オンラインストアでもご覧いただけます。
また、8月8日・9日には、福岡・赤坂のギャラリービンで博多織のワークショップを予定しています。今度は、織そのものに触れていただける場です。


